レーシングカートとは、スチールパイプのフレームに専用のエンジンを載せ、操作系はステアリングとアクセル、ブレーキだけのとてもシンプルな構造の4輪のレーシングマシンです。
カートの魅力はなんといってもそのスピード感。そしてダイレクトな操作感です。
実際レース用の100ccエンジンの場合、最高速度は約100km/h前後ですが、地上数センチというとても低いのシート位置の影響もあり、体感速度はその2倍〜3倍と言われています。
また、ダイレクトな操作感はフォーミュラマシンに最も近いと言われ、現役のF1レーサーもシーズンオフにレーシングカートでトレーニングをすることもある程です。
レーシングカートはF1までつづくモータースポーツの底辺
レーシングカートはモータースポーツを支える底辺のカテゴリーとして、小学生からおじいちゃんまで、さらには男女を問わずに、趣味として「身近に楽しめるモータースポーツ」として多くの人が楽しんでいます。
このように幅広い年齢層に楽しまれているレーシングカートですが、F1ドライバーをはじめ、トップカテゴリーの多くのドライバーが幼い頃からレーシングカートでキャリアをスタートしています。
つまり、レーシングカートはモータースポーツの頂点を目指すための登竜門のカテゴリーでもあるのです。
レーシングカートってどんなところで乗れるの?
レーシングカートを楽しむには、専用のサーキット(カートコース)に行かなければ楽しむことはできません。
カートコースは全国各地にありますので、もし「カートに乗ってみたい」と思ったら、是非近くのカートコースに足を運んでみましょう。遊園地のゴーカートとは違う、想像以上のスピードや迫力に圧倒されるかもしれません!!
関東近県のサーキット(カートコース)
- 新東京サーキット(千葉県市原市)
- 茂原ツインサーキット(千葉県茂原市)
- サーキット秋ヶ瀬(埼玉県さいたま市)
- 榛名モータースポーツランド(群馬県北群馬郡榛東村)
- オートパラダイス御殿場(静岡県御殿場市)
などがあります。Team Ravicでは新東京サーキットを中心に活動をしています。
カートってどんな種類があるの?
主なレーシングカートの種類をご紹介します。
レーシングカート
最も一般的なタイプが、2ストローク100cc〜125ccのエンジンを搭載したレーシングカートです。パイプ経28〜32mmのスチールパイプのフレームにレース専用エンジン、専用のスリックタイヤで構成されています。
最もポピュラーなのが、ヤマハのKT100という100ccエンジンを使用するクラス。各地のサーキットでレースが開催されていることに加え、SL全国大会やJAF選手権などの大きな大会もあり、幅広い年齢層で初心者からエキスパートまで人気のクラスです!
レービックでは、レーシングカートのレンタルサービスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
ジュニアカート
主に小学生までの子供用のカート。その形は通常のレーシングカートとほぼ同じですが、ジュニア専用にホイールベースは950mmで通常のレーシングカートよりも一回りほど小さいカートです。
コマークラスやジュニアカデットクラスではこのタイプのカートが使われます。
レービックでは、カートを始めたいというお子様やキッズカートからステップアップしたいというお子様向けの体験走行なども実施しております。
詳細につきましてはお気軽にお問い合わせください。
小学校低学年ならコマークラスから始めるのが最適です
子供でも扱いやすい適度なパワーのエンジンなので、初めてカートに乗るお子様やキッズカートからのステップアップに最適なクラスです。Comer W60(コマーW60)という60ccのエンジンを使用します。
小学校高学年ならジュニアカデットクラスから
コマークラスからのステップアップや小学校高学年のお子様などはこのクラスから。
エンジンは100ccのヤマハKT100SECエンジンを使用しますが、キャブレターに小径の吸気リストリクターを装着してパワーを制限しています。10歳〜13歳未満のジュニアドライバーが中心のクラスです。
キッズカート
4歳〜の子供向けに作られたレーシングカート。通常のレーシングカートと比べるとその大きさはかなりコンパクト。
キッズクラスのレースも開催されていて大人顔負けのレースが展開されている。
※カートコースの中にはキッズカートは走れないところもあります。
スーパーカート
カートコースではなく、鈴鹿サーキットや富士スピードウェイなどのフルサーキットで行われるのがスーパーカート。125cc以上のミッション付きエンジンにフルカウルの車体は最高速度200km/hにも及びます。
スポーツカート
レーシングカートの車体に4ストロークの汎用エンジンをベースとしたエンジンを搭載したカート。2ストロークエンジンのカートと比べるとマイルドな出力特性で扱いやすいパワーとスピードから近年人気を高めている。K-TAIなど、主に耐久レースのイベントなどが行われています。
レンタルカート
最も気軽に楽しむことができるカートで、通常のレーシングカートと比べると安全性のためにプロテクターなどが装備されて頑丈な作りになっています。
気軽とは言っても遊園地のゴーカートとは違い最高速度は50〜60km/hと比較的早い。レンタルカートを楽しむには各地のカートコースやレンタルカート専用のサーキットで楽しむことができます。
関東近県のレンタルカート専用コース
- シティカート(東京都足立区)
- Funカートライド(東京都江東区青海 メガウェブ内)
- ハーバーサーキット(千葉県千葉市中央区)
- ネオスピードパーク(千葉県船橋市)
- 木更津サーキット(千葉県木更津市 イオンモール木更津内)
などがあります。